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彼は、エイズを発症した人たちよりも多くのHIV陽性の人たちがいることを指摘し、ゆえに、この関連が起こるのはHIVもエイズも同じリスクグループを標的にしているからであり、ただHIV感染がエイズ発症よりもずっとありふれているだけなのである、と結論している。
Dはまた、HIV感染からエイズ発症までの期間(平均一0年)は二つが関連しているとするには長すぎる、と信じている。
病気が襲う時期は、ウイルスが体内に入って数日あるいは数週間以内であるのがつれである、と彼は言う。
すべてのウイルスは八~四八時間後に増殖し、しかも感染した細胞はそのたびに一00~一000のウイルスを生産するので、一、二週間以内に一00兆(旧)前後のウイルスが生産されることになる.この数は体にあるすべての細胞に感染するのに十分である。
ゆえに、間違いなく、病気を引き起こすのに十分である。
これを言い抜けるために、科学者たちは、感染と病気の間に何か月あるいは何年にもわたる「潜伏期」を提造し、「スローウイルス」(遅発ウイルス)という概念をつくりあげたのである、と彼は言う。
「スローウイルスなどはない、あるのはスローウイルス学者(のろまのウイルス学者)だけだ」とDは結論する。
Dはエイズの原因について別の考えをもっている。
「性は三0億年を経ており、どんな生物グループにとっても特殊なものではなく、新しい病気のもっともらしい原因になることはほとんどない」と彼は言う。
欧米においては、健康に対するありふれた危険物はドラッグ(麻薬や薬物)である、と彼は見る。
ヘロインはもうひとつのエイズリスク薬物であり、同じように、ゲイの男や静脈注射薬常用者たちがとくにかかりやすい感染症に対してとられる抗生物質もそうであり、実際、HIVそれ自身の治療に使用される薬剤そのものがそうなのである、とDは言う。
「確かなことは、精神に変化を起こさせるレベルで消費される薬物が、T細胞一000個のうち一個に存在する潜伏性の生化学的に不活性なウイルスよりも容易にエイズを引き起こすことができるということである」、と彼は結論する。
私たちの大多数が議論するまでもなくHIVに関係していると信じる、輸血と第Ⅷ因子関連エイズについては、Dは、輸血が健康な人々に与えられていないことを指摘し、レシピエントの半数が最初の輸血から一年以内に死んでいるという統計を引用している。
血液は異物であり、これはすでに侵襲された免疫系には過重な負担なのである、と彼は断言する。
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